蕎麦屋の日曜日

2021年4月

謝罪

先日、ある人が訪ねてきた。
過去にあった事を詫びたいという。
びっくりした。
もう昔のことなのに。
心の底から詫びていた。
「いや、もういいけん。」と言ったものの。

自分自身に置き換えてみた。
私自身。
人に謝ったことはあるか?
謝らないといけない人がたくさんいる。
そう。
大切なのは「謝罪」という行動を起こすこと。
相手が許さないかもしれない。
会ってくれないかもしれない。
全ての想像を打破しても
「謝罪」したいという気持ちが大切なのだと思った。

これからもがんばって。
たまには蕎麦を食べにきてね。

マイ ウェイ

今日の夜、布施明が歌ってた。

「マイ ウェイ」

NHKのテレビで。

グッときた。

子供に言われた。
「なにを涙ぐんでんの?」

そう。

今のこの状況。
全てが何がなんやら。

今から17年前。
この地で蕎麦屋を始めた。
夢と希望だけが心の支えだった。
生きてきた過去をドラマ化にする気はないけれど。
布施明の歌が刺さる。

「全ては心の決めたままに」

あした「西條そば甲」は17年目を迎えます。

一隅を照らす

「一隅を照らす者、これすなわち国宝なり」

ええ言葉でんな。

年をとったせいかだんだんと言葉の重みが胸に刺さりまんな。

ざっくりとした意味で言うと。

「それぞれの立場で精一杯努力する人はみんな、 何者にも代えがたい大事な国の宝だ」と言う意味。

天台宗の最澄の言葉だそうです。


先日、他所から移住してきた人とお話をしました。
一生懸命に自分の良さを引き出して
何かしらの実績を出そうと頑張っている。
あー確かに。私もこんな感じだったかな。
「何かアドバイスないですか?」
うーん。何やろね。

「一隅を照らしてみたら?」

そう。
実直に人が見ないような片隅に一生懸命になってる事がいいかもね。
これは自分に言い聞かせているのかも・・・