自家製粉を始めて1年余りとなりました。
日々、製粉作業に追われどの様に「そば粉」ができているのかなんて
真面目なブログをしましょうかね。
そば屋の自家製紛とは
・「玄ソバ」から「そば粉」にする工程です。
「西條そば甲」では翌日に使う粉だけを製粉しています。
なぜ自家製粉をするのか?
自分の求めているそば粉を作るためです。
ハッキリ言います。
そば屋の善し悪しは「蕎麦粉」です。
・玄ソバはこの状態で入荷されます。
農家さんから直入れです。(この日は幌加内産です。)
・中はこんな感じ
黒い粒が玄ソバですね。
・石抜き機にかけます。
当然、蕎麦は畑で出来るものです。なので小石とか不純物などがどーしても入るんですね。
それをこの機械で選別します。
・写真左上が小石です。やはり入ってますわ。
・こんなんが取れました。
・さあやっと磨き機です。
玄ソバのホコリを取って磨きをかけます。
ピカピカになるまでかけます。
・さあ次は選別機です。玄ソバの粒の大きさを揃えます。
うちでは8段階に分けます。同じ大きさの粒に揃える事で脱皮機の効率をあげるためです。
・さあ最後の脱皮機です。
黒い皮を取る機械です。遠心力で皮を飛ばすんですね。
右が皮で左がヌキ実です。
この後は目で確認です。
この作業が長〜い。
この後は店の石臼で粉になります。
・番外編
粗挽きと十割はこの石臼で手引きしています。
この作業も長〜い。
いつもiPhoneで映画見ながら挽いてることはナイショのハナシ。
今年も伊曾乃神社例大祭が終わりました。
明日から「西條そば甲」も通常営業いたします。
今年は曜日の関係上4日もお休みを頂きました。
昔から職人仕事は・・・
「一日休めば自分が気づき
二日休めば師匠が気づき
三日休めばお客が気づく」
と言われています。
要するに「職人仕事は休むな」って事です。
四日も休んでるんで明日の蕎麦打ちは慎重に慎重を重ねたいと思ってます。
まあ、その辺りはさすがプロってとこを見てくださいね。
写真は息子が撮った写真です。
まさかの一家全員寝過ごして(前夜、飲み過ぎ)「御旅所」に行けずというパプニングもありながらの
御殿前に向かう前の「魚屋町」と「喜多濱」です。
この時はだんじりの中で、遅刻の失態を取り返すべく鬼の形相でかきました。
こんなキレイなシーンだったんですね。
紅白の鯛がキレイに映えた事でしょうね。
さあ、これから出汁取りと製粉作業です。
明日もご来店お待ちしております。